CASE STUDY
施工実績

Stealth House


  • 3Dプリンター住宅
  • 日本初2階建て
  • 設計施工

VOICEお客様の声

「蟻塚」から「未来」へ。次の世代の技術と建物

最初の図面を見たとき、正直に言うと「これはアフリカの蟻塚じゃないか?」と思いました(笑)。しかし完成した姿を前にした今、感じているのは「これが次世代の建物なのだ」という確信です。20代の若者たちが切望する新しいデザインや在り方。それを目の当たりにし、私自身も感性をアップデートし、若い世代の気持ちに寄り添っていきたいと感じています。
施工中も驚きの連続でした。人間のようなロボットではなく、コンピューター制御でモルタルを積み上げていく巨大なプリンター。「ロボット」の概念が変わると同時に、試行錯誤しながら進む現場を見て、これが次の時代の技術なのだと肌で感じました。

満足度は、100点満点に近いですね。「見学させてほしい」と多くの方に興味を持っていただける。その反響そのものが、「この挑戦をしてよかった」という私の誇りになっています。

株式会社クリハラ生コン
代表取締役社長 大場 一豊 様

オノコム 担当者の声

日本で初めてとなる、3DプリントxRC(以降3DCP)による2階建て住宅の完成は、私たちオノコム(ADC推進室)にとって大きな節目であり、日本の建築に新たな可能性を示す挑戦でもありました。

本プロジェクトは、オーナーの深いご理解と、20社を超える協賛企業の皆様のご支援のもと、「先端建築を確かな選択肢に。」というテーマを、実際の建築として社会に示すことを目的に進めてきました。
設計・構造・施工のすべてをゼロから検証し、特に2階建て住宅として求められる安全性や施工精度を、3DCPでどこまで実現できるのかが最大の課題でした。材料特性の検証から施工プロセスの確立まで、現場での試行錯誤を重ねた結果、オノコムが培ってきた技術力を一棟の建築として具現化できたと考えています。この一棟は、「日本初」という記録にとどまらず、人手不足や建設コストの高騰といった建設業界が抱える課題に対し、新たな選択肢を提示するものです。今回の完成はゴールではなく、日本の建築が次の時代へ進むための歴史的な転換点だと捉えています。

本プロジェクトを起点に、先端建築を特別な存在ではなく、品質・安全性・再現性を備えた「確かな選択肢」として、社会へ着実に広げていきたいと考えています。(設計担当)

OUTLINE概要

■竣工日:2025年11月
■住 所:宮城県栗原市築館上高森
■構造・規模:RC造・地上2階
■延床面積:49.02㎡
■設計・監理・施工: 株式会社オノコム
■3DCPプリンタ機械・オペレーション: 株式会社築
■設計・ジオメトリエンジニアリング・ビジュアライゼーション:株式会社ZKI design
■構造設計・監理: 株式会社構造計画研究所
■意匠+設備3D詳細検討・設計 技術協力: 株式会社白矩